義歯の調整をするための病名 <義歯不適合> についてです。
この病名で算定できるのは、 歯リハ1 です。
これには 困難なもの と それ以外 の2種類があります。
困難なもの とは、9歯以上の義歯があり、残っている臼歯(4~7番)が上下で
垂直的咬合を有しないものとされています。
それ以外 とは、8歯までの義歯、もしくは、残っている臼歯が上下で垂直的咬合
を有している場合のことです。
そして、歯リハ1はどんな時に算定できるのか。
通知によると
有床義歯を装着している患者に対して、有床義歯の 適合性や咬合関係等の検査を行い、患者に対して義歯の状態を説明した上で、義歯に係 る調整又は指導を行った場合に、月1回を限度として算定する。
と書かれています。
ポイントは、「調整又は指導を行った場合」 です。
義歯を使用している患者さんが来院し、何かしら義歯の説明をして、調整や指導を
すれば、毎月1回算定していいことになっています。
義歯があれば先生方は何かしら調整や指導しますよね。
そのような時に 義歯不適合の病名をつけて、歯リハ1がとれます。
やってるのに取りこぼしてる先生方、結構多い気がします。
調整や指導をしたら、きっちり点数とりましょう。
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