義歯のレセプト請求3 義歯不適合


義歯の調整をするための病名 <義歯不適合> についてです。

この病名で算定できるのは、 歯リハ1 です。

これには 困難なもの と それ以外  の2種類があります。

困難なもの とは、9歯以上の義歯があり、残っている臼歯(4~7番)が上下で

垂直的咬合を有しないものとされています。

それ以外 とは、8歯までの義歯、もしくは、残っている臼歯が上下で垂直的咬合

を有している場合のことです。

そして、歯リハ1はどんな時に算定できるのか。


通知によると

有床義歯を装着している患者に対して、有床義歯の 適合性や咬合関係等の検査を行い、患者に対して義歯の状態を説明した上で、義歯に係 る調整又は指導を行った場合に、月1回を限度として算定する。

と書かれています。


ポイントは、「調整又は指導を行った場合」 です。

義歯を使用している患者さんが来院し、何かしら義歯の説明をして、調整や指導を

すれば、毎月1回算定していいことになっています。

義歯があれば先生方は何かしら調整や指導しますよね。

そのような時に 義歯不適合の病名をつけて、歯リハ1がとれます。

やってるのに取りこぼしてる先生方、結構多い気がします。

調整や指導をしたら、きっちり点数とりましょう。

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